INTERVIEW

ビジネスソリューション事業部 広島営業所 宮上さん
広島県出身。2020年5月にジャパンポートコンテンツ株式会社へ入社。
ビジネスソリューション事業部でセールスプロモーション職に従事。他社のスタッフを巻き込んで知識研修を企画提案するなど精力的に活動しており、現在は広島の家電量販店の店舗リーダーとして活躍しているほか、採用活動や新人育成など活躍の幅を広げていっている。
趣味はカラオケと旅行で最近は近所迷惑しない程度にこっそりと家で歌っているとか。

自分がゴールだと思っていたものが全然ゴールじゃなかった

今回は宮上さんにお話を伺いました。入社3年目から店舗リーダーを任されたほどの実力者である宮上さんが普段どのようなことを考え、活動されているのかを教えていただきたいと思います。

「人」に惹かれて飛び込んだ教職員以外の道

― 宮上さんは、ジャパンポートコンテンツ(以下JPC)に入社する前はどんなことをされていたんですか?

塾講師のアルバイトをしつつ、大学に通っていました。

子供のころから教職員を目指していたんですが、大学は通いやすさを重視して工業系の学校を受けました。だけどやっぱり教職員の道を目指したいなと思って、4年生の時に編入試験を受けて教育大学に編入したんです。

でも、ちょうど教職員の資格を取るフェーズに入ったころで、編入先の大学がコロナの影響でつぶれてしまって(苦笑)さすがにもともとの大学費用と編入先の大学費用をダブルで払わなくてはいけないので、もう1大学通うのは難しいなと思いまして。それで急いで就職支援のエージェントさんを頼って今の会社に出会いました。

― 大学がつぶれてしまったというのは…衝撃的ですね。教職員を目指していた理由は何かあったんですか?

シンプルに誰かに何かを教えることが好きなんですよね。

子供のころ大きな団地に住んでいて同世代の子が10人くらいいたんです。その中では僕が一番年上だったので「勉強を教えてほしい」と言われることが多くて、僕自身も自然と教えることが楽しくなっていきました。

― 編入してまで教職員を目指していたのに、セールスプロモーション職への転身は大きな方向転換ですね。どうして今の会社を選んだのですか?

完全に「人」重視ですね。説明会で的場さんに出会ったことがきっかけで入社しました。「人間的なスキルとかビジネススキルとかそういうものを求めるならマッチするかもね」って言われて、わくわくしたんです。

当時他にも何社か受けていたんですが、どの会社も「君はどんなことができるの?」とか「どんなところが良くてどんなところが欠点なの」といった質問が多かったんです。でも的場さんだけは「うちの会社はこういう会社だから、よかったら来てね。」という感じで、それですごく気になったんですよね。選択を求職者にゆだねるような、そんな会社なかなかないじゃないですか。だからより魅力的に感じて。

失礼な話ですが、実はセールスプロモーションをしている会社だということは入社してから知ったんですよ(笑)

説明してくださっていたとは思いますけど、入ってから「ああこんな仕事するんだ」って認識しました(笑)

確かに教職員とセールスプロモーションは一見すると全く違うと感じる方が多いと思いますが、実際に業務をやっていると、セールスプロモーションと教職員は通ずる部分が多いと思います。

特にうちの会社の場合は、人を相手にする仕事でなおかつ未来を提供するという考え方を持っている。人やスキルを育てるという経営・行動理念は教師と同じで魅力的だと思っています。

「俺ってすごい」「ついていきたい人がいない」と思っていた

― 確かに人やスキルを育てるという考え方は教職員と共通しそうですね。宮上さんご自身はこの「人を育てる会社」に入社してから何か変化はありましたか?

思想はガラッと変わりましたね。もともとは何と言いますか・・・自分に自信があるタイプだったので(笑)

幼少期を団地で過ごしたことに加えて、大学生時代は100名以上が所属するサークルで部長を務めていた経験もあったのでコミュニケーション力にはもともと自信がありました。スポーツとか勉強とかも、やったらある程度のレベルまではできて、でもその先には行けないタイプといいますか。

でもある程度はできてしまうので、「この人本当にすごいな」とか「ついていきたいな」と思う人に出会ったことがなかったんですよね。

― 何でもそつなくこなせるからこそ、誰かに強く憧れる経験は少なかったのかもしれませんね。ちなみに、100人以上が所属していたというサークルではどんな活動をしていたんですか?

「エスキーテニス」というバトミントンと卓球とテニスを合わせたみたいなスポーツのサークルに所属していたんですが、大会の個人戦で優勝したんです。

中国地方とか四国とかでしかやっていないマイナースポーツなので全然すごくはないんですけど、みんなからどうしたらいいのかとアドバイスを求められるようになって、そういう時に「もっとこうしたらいい」「ああしたらいい」ってアドバイスをしていたりしました。

今思えば相手の状態を考えず、勝手に決めつけた自分の正解を押し付けるような教え方をしていたなと思います。

相手の聴く姿勢が整う前に、答えだけを先に提示して、それでできない姿を見て「俺ってすごいんだな」と心の中で思ってるみたいな。そんなやつでした(笑)

でも入社してからは、会社の代表や広島チームの的場さん、そしてエリアマネージャーの馬場さんと一緒に仕事をしていく中で、自分がゴールと思っていたものが全然ゴールじゃなかったことに気づいて、自分の未熟さを知りました。

未来を意識する人に囲まれて気づいた「設定していたゴールの違い」

― 本当に力のある方たちに出会ったことで自身を客観的に見ることができたんですね。思っていたゴールが違ったというのはどういったときに気づかれたのでしょうか?

例えば僕がやっているセールスプロモーション業務は家電量販店に来店したお客様へお声がけをしてインターネット回線を販売する業務なんですが、1日で、それも閉店時間まで1時間半を残して5件成約を獲得したことがあったんです

― すごいですね!契約手続きだけで1時間くらいかかりますから、それだけでも大変なのに。

ですよね。でも同じ日に馬場さんは9件も獲得していたんです。

思い返してみると僕は5件獲得した時点で「俺ってすごい」と思ってしまって、残りの1時間半はお客様から声をかけられたときだけ対応しようと考えて、自分から積極的に動くことをやめてしまっていました。

でも馬場さんは違ったんです。ぎりぎりまでお客様を探して動いていて、結果1日で9件も獲得。驚きとともに悔しかったですね。「ああ、もっとできたのにゴール設定を間違えてたな」って。

だから今では調子に乗りそうなとき、心の中できちんとブレーキをかけるようになりました。「いやまだすごくない!」と自分に言い聞かせています(笑)

― たった1人で9件は確かにすごいですね。広島メンバーは実力者ぞろいなんですね。

未来への意識を常に持っている方が多いですよね。

馬場さんはもちろんですが。別の先輩からも「僕たちはセールスプロモーションを通じてお客さんに未来を提案しているんだよ」って言われたことがあります。

特にインターネット回線の販売はそういう場面がよくあるんですよね。今はインターネットが必要ないおじいさんおばあさんでも「将来息子さんやお孫さんが実家に帰ってきたときにWi-Fiがあると喜ぶと思いませんか」と提案してみると「確かに孫が家でゲームできるかも」と検討してくださったりします。

将来の可能性に目を向けてもらうように提案することで、相手の思考が未来に切り替わる瞬間がある。
だからインターネットを通じて相手をわくわくさせるには未来を提案することだと。かっこいいですよね。

以前、店舗の社員様全員に向けてインターネットの研修をすることになったんですが、研修用に僕が作成した資料を見て、的場さんが事実確認をした方が良いポイントと突っ込まれる可能性のあるポイントを教えてくださったんです。

具体的に言うとインセンティブの話で、お客様が100万円の冷蔵庫を買ったときに店に落ちる利益は大体5%くらいと聞いたのでそのまま計算していました。でも的場さんは「副店長とかに確認した数字に直した方が良い」とおっしゃっていたんです。修正しようと思っていたんですが、当日なかなか店長や副店長がつかまらず、結局修正できないまま研修をしたら、本当に「5%じゃなくて2~3%だ」と突っ込まれてしまって、「ああ本当に言われたとおりになった。」と思いました。それこそ本当に自分より未来が見えているんだなと感じた瞬間ですね。

研修で全体を巻き込み、人を成長させ、売り上げを大きくする意識をもつ

― セールスプロモーションはインターネットの販売業務ということでしたが、店舗の全体研修とかもするんですか?

はい。案内できる人が増えた方が販売の効率も上がりますし戦略的にも良いですから。

的場さんが「全体を巻き込んで人を成長させ、店舗の売り上げを大きくしていく」をいう考えだったので、僕も同じようにしていこうと思って。

全体の巻き込みを行う中で社員さん一人一人に話を聞いていったところ「インセンティブ取らないといけないのはわかっているけど、どう取ったらいいのかわからない」だとか、「他のスタッフさんにお客様を紹介しても成約につながらない」「お客様に迷惑をかけてしまうのではないか」と思っているスタッフさんが多いことが分かったので、研修をしてみませんかと声をかけて回ってみました。

僕一人でアプローチしたり、僕一人にご紹介を集めたりすることもできますが、一人でやるには限度がありますから。今ある環境でできる最大限の力を発揮するためには、社員様一人一人全員がご案内できるようになった方が良いと思って、研修を実施しました。

― 確かに商品のご案内ができる人が増えるわけですから効率的ですね。セールスプロモーションってただお客様に声をかけてお勧めするだけではないんですね。

そうですね。いかに店舗の社員さんに協力してもらうかは常に意識しています。月に40件獲得したときもそのうちの35件くらいは社員様からのご紹介でした。自力で1からご案内して獲得したのは本当に数件ですね。逆に言うと社員さんが入れ替わってしまうとガクッと獲得が落ちてしまうので、単独でのアプローチが僕の課題ですね。

家電量販店は担当社員さんの異動とかでコロコロ人が変わっちゃうのでその度にじっくりじっくり研修に時間をかけすぎてしまうと、獲得が落ちてしまいます。バランスよく店舗での関係値を築きつつ、自身の獲得力を伸ばしていくために今後も進んでいきたいなと思います。

― 引き続き宮上さんのご活躍と進化に期待しています!本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!